お知らせ
2026/10/27
【院長コラム】その涙、どの涙? ―子どもが歯医者で泣く4つの理由―
最近の子どもたちは、昔に比べて虫歯がぐんと少なくなりました。
そのおかげで、診療室で大泣きする子も、ずいぶん減りました。
それでも、はじめての歯医者さんや、はじめての治療で、泣いてしまう子はいます。
同じ「泣く」でも、その中身は一人ひとり違います。
■泣くのには、ちゃんと理由がある
衛生士学校の授業で、僕は毎年こう教えています。
「子どもが泣く理由は、4種類ある」
○痛い
○怖い
○不安
○甘え
理由が違えば、向き合い方もまったく変わります。
だから、まずは「どの涙なのか」を見きわめる。
僕はこれを「泣きの診断」と呼んでいます。
■「痛い」には、痛みへの配慮を
痛くて泣くなら、痛くないようにする。
当たり前のようですが、これが一番の基本です。
当院では、麻酔はもちろん、必要に応じて笑気吸入鎮静法も使い、できるだけ痛みを感じないように治療を進めています。
■「怖い」「不安」には、Tell-Show-Do
怖い、不安。
その多くは「何をされるか分からない」ことから生まれます。
そこで基本にしているのが、Tell-Show-Do(テル・ショウ・ドゥ)法です。
○Tell これから何をするか、お話しする
○Show 使う道具を見せる
○Do お話しした通りに、実際にやってみる
「分からない」が「分かる」に変わるだけで、子どもの表情はずいぶん変わります。
■一番難しいのは、「甘え」の涙
以前、こんな話を聞いたことがあります。
保育園に子どもを預けて帰ろうとすると、毎朝大泣きされる、というお父さん。
ある日、保育士さんにこうお願いしたそうです。
「僕がいなくなったら、30秒以内に泣き止むはずです。腕時計で計っておいてください」
夕方お迎えに行くと、保育士さんがうれしそうに一言。
「30秒どころか、15秒で泣き止みましたよ」
種明かしは簡単です。
保育士さんは、お願いされた通り、子どもではなく腕時計をじっと見ていた。
泣いても、誰もかまってくれない。
だから、すぐに泣き止んだんです。
子どもは、大人がかまってくれるから泣く。
これが、甘え泣きです。
(お父さんとしては、ちょっと複雑だったかもしれませんね)
ただ、歯医者の診療室では、腕時計を見ているだけでは解決しません。
甘え泣きの子には、近道はありません。
担当の衛生士を固定して、まずは信頼関係を結ぶ。
そのうえで、少しずつ、できることを増やしていく。
地道なトレーニングを重ねるしかないと思っています。
そして、保護者の方とのコミュニケーションも大切です。
ご家庭での接し方についてもしっかりお話をしながら、
ときには僕たちが、お子さんを諭すこともあります。
保護者の方と僕たちが同じ方向を向いていないと、甘え泣きはなかなか卒業できません。
泣いている子を見ると、つい「早く泣き止ませなきゃ」と思ってしまいます。
でも、その前に、ひと呼吸。
「この子の涙は、どの涙だろう?」
それが分かれば、向き合い方は、ちゃんと見えてきます。
▼笑気吸入鎮静法の様子は、こちらの動画でご覧いただけます
笑気吸入鎮静法(YouTube)
ちゅうりっぷ歯科
TEL 086-241-2525(WEB予約は24時間受付)
そのおかげで、診療室で大泣きする子も、ずいぶん減りました。
それでも、はじめての歯医者さんや、はじめての治療で、泣いてしまう子はいます。
同じ「泣く」でも、その中身は一人ひとり違います。
■泣くのには、ちゃんと理由がある
衛生士学校の授業で、僕は毎年こう教えています。
「子どもが泣く理由は、4種類ある」
○痛い
○怖い
○不安
○甘え
理由が違えば、向き合い方もまったく変わります。
だから、まずは「どの涙なのか」を見きわめる。
僕はこれを「泣きの診断」と呼んでいます。
■「痛い」には、痛みへの配慮を
痛くて泣くなら、痛くないようにする。
当たり前のようですが、これが一番の基本です。
当院では、麻酔はもちろん、必要に応じて笑気吸入鎮静法も使い、できるだけ痛みを感じないように治療を進めています。
■「怖い」「不安」には、Tell-Show-Do
怖い、不安。
その多くは「何をされるか分からない」ことから生まれます。
そこで基本にしているのが、Tell-Show-Do(テル・ショウ・ドゥ)法です。
○Tell これから何をするか、お話しする
○Show 使う道具を見せる
○Do お話しした通りに、実際にやってみる
「分からない」が「分かる」に変わるだけで、子どもの表情はずいぶん変わります。
■一番難しいのは、「甘え」の涙
以前、こんな話を聞いたことがあります。
保育園に子どもを預けて帰ろうとすると、毎朝大泣きされる、というお父さん。
ある日、保育士さんにこうお願いしたそうです。
「僕がいなくなったら、30秒以内に泣き止むはずです。腕時計で計っておいてください」
夕方お迎えに行くと、保育士さんがうれしそうに一言。
「30秒どころか、15秒で泣き止みましたよ」
種明かしは簡単です。
保育士さんは、お願いされた通り、子どもではなく腕時計をじっと見ていた。
泣いても、誰もかまってくれない。
だから、すぐに泣き止んだんです。
子どもは、大人がかまってくれるから泣く。
これが、甘え泣きです。
(お父さんとしては、ちょっと複雑だったかもしれませんね)
ただ、歯医者の診療室では、腕時計を見ているだけでは解決しません。
甘え泣きの子には、近道はありません。
担当の衛生士を固定して、まずは信頼関係を結ぶ。
そのうえで、少しずつ、できることを増やしていく。
地道なトレーニングを重ねるしかないと思っています。
そして、保護者の方とのコミュニケーションも大切です。
ご家庭での接し方についてもしっかりお話をしながら、
ときには僕たちが、お子さんを諭すこともあります。
保護者の方と僕たちが同じ方向を向いていないと、甘え泣きはなかなか卒業できません。
泣いている子を見ると、つい「早く泣き止ませなきゃ」と思ってしまいます。
でも、その前に、ひと呼吸。
「この子の涙は、どの涙だろう?」
それが分かれば、向き合い方は、ちゃんと見えてきます。
▼笑気吸入鎮静法の様子は、こちらの動画でご覧いただけます
笑気吸入鎮静法(YouTube)
ちゅうりっぷ歯科
TEL 086-241-2525(WEB予約は24時間受付)
